プロフィール
 

officematsuura3

Author:officematsuura3
オフィス松浦HPへ

JR尼崎駅北側、徒歩5分のところで、カウンセリングおよびセラピーをおこなっている臨床心理士です。

住所:尼崎市潮江1-15-3
電話:06-6492-2388
携帯:090-3870-6101

詳しくは、ホームページをご覧ください。

 
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
 
 

日々随想(12)

 
2014/09/29(Mon) Category : コラム
精神分析の創始者であり、カウンセリングの創始者と言ってよいフロイト(1856-1939)の著名な事例研究論文に、「ウルフマン(狼男)」というケースがありますが、ウルフマン自身が後年、フロイトとの精神分析を回想して書いたものが残っているということを、記憶の片隅に憶えていたので、邦訳がみすず書房から出たので手に入れました。今週は、これを余暇に読もうと思いますので、読み上げたら、また気が向いたら書評を書きます。フロイトの精神分析を学ぶには、教科書的な本の概説だけを読むと、フロイトをまったく誤解しますので、フロイト自身が書いた本・論文、フロイトの書簡、フロイトの弟子たちがフロイトについて書いたもの、フロイトの評伝、フロイトのインタヴューなどを読むことをお勧めします。最近、フロイトのインタビューを読む機会があり、感銘を受けました。「インタビューズ」という本にフロイトのインタビューが入っています。フロイトはユダヤ人であり、ナチスの迫害を逃れて、最晩年、オーストリアからロンドンに亡命しており、ロンドンには、フロイトが住んでいた家が、フロイト・ミュージアムとして保存されており、一般の人々にも、公開されています。私は、ロンドンを訪れたさいに、フロイト・ミュージアムに行き、なんといってもフロイトが収集した骨董の数々が気に入りました。ちなみに、フロイト・ミュージアムのショップで、フロイトの写真が入っているマグカップをお土産に購入しましたが、毎日、そのマグカップでコーヒーを飲んでいます。「インタビューズ」には、ガートルード・スタインのインタヴューも入っており、すっごくよかったです。すべてのユダヤ人がそうというわけではありませんが、アインシュタイン、マーラー、スピルバーグ、ガートルード・スタイン、そしてフロイトなどのユダヤ人の一部の人々にはものすごい知性があります。最近のカウンセリングの仕事での私の発見は、臨床心理学では、外的現実、内的現実という概念がありますが、クライアントの方々の外的現実をしっかり調整しないと、クライアントの方々の内的現実は、カウンセリングで思う存分取り組めないので、カウンセラーの仕事は、クライアントの方々の外的現実をしっかり調整しながら、クライアントの方々の内的現実に取り組むということになるということです。クライアントの方々の外的現実をしっかり調整するというのは、小此木啓吾さんを中心とする慶応の精神分析グループのおそらく最大の業績である治療構造論の発想の延長線上にあることです。あくまで一般論ですが、クライアントの方々の外的現実がよくなれば、自ずとクライアントの方々の内的現実もよくなる、また逆に、クライアントの方々の内的現実がよくなれば、自ずとクライアントの方々の外的現実もよくなると言ってよいと思います。外的現実と内的現実は、循環あるいは相互反映しています。

オフィス松浦 ホームページ
HOME : 対人恐怖について : 不登校について : 鬱(うつ)のカウンセリング
 
Comment  |  Trackback
 
Home | Top ▲
 
検索フォーム
 
 
リンク
RSSリンクの表示
QRコード
 
QR